これだけはおさえておきたい
CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)の診断と治療

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  • これだけはおさえておきたい CTEPHの診断と治療

症状と疾患が結びつきにくいCTEPH

早期発見、早期治療が根治へとつながるCTEPHですが、専門病院への受診がなかなか実現しない大きな理由は、診断の難しさです。
CTEPHの主な症状は「息切れ」「だるさ」「疲れやすさ」「咳」「むくみ」など。ひどくなると失神する場合もあります。
しかし、さほど症状が進んでない状態であると喘息や慢性気管支炎と区別がしにくく、「精神的なものでしょう」と言われるケースもあります。

※すべての症状が必ず現れるわけではありません。

プライマリケア医に気を付けて欲しいポイント

CTEPHには「反復型」と「潜伏型」に区別され、反復型については過去に肺塞栓を起こしているので既往歴を確認してください。潜伏型は明らかな症状がないまま進行しますが、特徴的なのが聴診における「Ⅱ音の亢進」。よほど丁寧に聴診しなければ気づかないものの、おかしいと思うきっかけにはなると思います。また心電図や心エコーにも特異的な変化があります。いずれにせよ常にCTEPHを念頭に置きながら「もしかして」という気持ちを持つことが重要でしょう。

3つの治療を組み合わせれば治癒率は高く

手術療法、内服治療、カテーテル治療の3つの方法の中では、根治が見込める手術療法を最初に検討する必要があります。
物理的に血栓を取り除くので根治性が期待できます。しかし体力的に無理だったり、手術後に血栓が残ってしまうケースもあり、そうなると他に手立てがありませんでした。手術のできない場合でも、カテーテル治療や薬物療法を組み合わせて行うことで、ほとんどの患者さんが元気に生活できるレベルになったのです。

ページ監修

国立循環器病研究センター病院 肺循環科 医長 肺高血圧症先端医学研究部 特任部長

大郷 剛先生

香川大学医学部卒。岡山大学附属病院、英国キングスカレッジを経て国立循環器病研究センターへ。
専門領域は肺高血圧症及び肺循環器疾患の診断及び治療、肺動脈バルーン形成術、肺高血圧症の病態解明・治療の研究、成人先天性心疾患、循環器一般。

症状と疾患が結びつきにくいCTEPH

早期発見、早期治療が根治へとつながるCTEPHですが、専門病院への受診がなかなか実現しない大きな理由は、診断の難しさです。
CTEPHの主な症状は「息切れ」「だるさ」「疲れやすさ」「咳」「むくみ」など。ひどくなると失神する場合もあります。
しかし、さほど症状が進んでない状態であると喘息や慢性気管支炎と区別がしにくく、「精神的なものでしょう」と言われるケースもあります。

※すべての症状が必ず現れるわけではありません。

プライマリケア医に気を付けて欲しいポイント

CTEPHには「反復型」と「潜伏型」に区別され、反復型については過去に肺塞栓を起こしているので既往歴を確認してください。潜伏型は明らかな症状がないまま進行しますが、特徴的なのが聴診における「Ⅱ音の亢進」。よほど丁寧に聴診しなければ気づかないものの、おかしいと思うきっかけにはなると思います。また心電図や心エコーにも特異的な変化があります。いずれにせよ常にCTEPHを念頭に置きながら「もしかして」という気持ちを持つことが重要でしょう。

3つの治療を組み合わせれば治癒率は高く

手術療法、内服治療、カテーテル治療の3つの方法の中では、根治が見込める手術療法を最初に検討する必要があります。
物理的に血栓を取り除くので根治性が期待できます。しかし体力的に無理だったり、手術後に血栓が残ってしまうケースもあり、そうなると他に手立てがありませんでした。手術のできない場合でも、カテーテル治療や薬物療法を組み合わせて行うことで、ほとんどの患者さんが元気に生活できるレベルになったのです。

ページ監修

国立循環器病研究センター病院 肺循環科 医長
肺高血圧症先端医学研究部 特任部長

大郷 剛先生

香川大学医学部卒。岡山大学附属病院、英国キングスカレッジを経て国立循環器病研究センターへ。
専門領域は肺高血圧症及び肺循環器疾患の診断及び治療、肺動脈バルーン形成術、肺高血圧症の病態解明・治療の研究、成人先天性心疾患、循環器一般。

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