CTEPHになるとどうなるの?
CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)について
CTEPHになるとどうなるの?
体を動かした時に息切れなどの症状があらわれます
CTEPHの症状
CTEPH(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:慢性血栓塞栓性肺高血圧症(まんせいけっせんそくせんせいはいこうけつあつしょう) )は、特別な自覚症状はほとんどありません。肺や心臓への負担の大きさに伴って、症状が重くなっていきますので、症状を自覚した時には、病状が進行していることも少なくありません。
■初期に起こる症状
階段を上ったり、重いものを持ったりという、ちょっとした日常の動作で、息切れや息苦しさを感じるようになります。また、突然の呼吸困難や胸の痛み、脚(あし)の腫(は)れや痛みがみられることもあります。
■病状が進むと…
息切れや息苦しさが徐々に強くなり、せき、失神(しっしん)(気を失うこと)などがみられることがあります。肺から出血すると、血痰(けったん)(痰に血が混じること)や、発熱がみられることもあります。 また、心臓の右心室(うしんしつ)の働きが落ちると、全身に影響が出て、脚のむくみや体重増加、お腹に水がたまるといった症状がみられます。